『可視化フレームワークによる中期経営計画策定』
~Step2: なすべき事の洗い出し~
2017年2月24日

こんにちは、可視化経営のエバンジェリスト本道です。

前回は、3年後(中計の終了時点)に達成していたい状態を、「ありたい姿」として、Tobe Mapに落とし込みました。

今回は、そのTobe Map実現のために実行すること(なすべき事)を洗い出します。

ただし、ただ漠然となすべき事を洗い出しても効率的ではありませんので、昨年の11月28日のブログで触れたように、誰に(ターゲット顧客・市場)と何を(提供する製品・サービス)に分けて検討することをお勧めします。

具体的には、
誰に、既存市場(既存顧客と新規顧客)と新規市場の3つのセグメントと、
何を、現行取り扱いの製品・サービスのカテゴリー(現行取り扱い製品やサービスと現行未取り扱い製品やサービスと新製品・新サービス)とこれまで取り扱いの無い製品・サービスのカテゴリー(自社として取引のない製品やサービスと自社開発の新製品やサービス)の5つのセグメントに分けて検討します。

3年後の「ありたい姿」を実現するために、誰に(3セグメント)×何を(5セグメント)=15セグメントのどのセグメントにターゲットを絞って(ターゲッティング)取り組むかを明確にしながら、「なすべき事」を検討して見ましょう。



※なすべき事を検討の前に、既存顧客と新規顧客や休眠客の定義を明確にしておきましょう。

例えば、取引口座があるものの3年以上売上が発生ない得意先、
取引口座があるものの3年以上具体的な引き合いのない得意先など
また、新製品と当社として取り扱いの無い製品(当社にとっては新製品でも業界としてはそうでない場合が多い)とを明確に定義しておくことも大切です。
このように、3年後の「ありたい姿」=組織の想い(どちらかと言うと、あまり根拠のない情熱から発生した自社の存在)を実現するための「なすべき事」を検討する際には、できるだけ具体的にターゲッティングすることが重要となります。