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トップページ > 代表長尾が語る > 経営の道標 2016年版

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経営の道標

new 2017年 丁酉(ひのと とり)

 今年、2017年は、丁酉(ひのと とり)。さらに伸びようとする力と極限に達した成熟との相剋。燃え盛る火が金を溶かしてしまう波乱と矛盾を暗示する。就任早々、いや就任前から旋風を巻き起こすトランプ大統領がやはり波乱要因か。トランプ大統領の赤いネクタイが燃える炎に見えて来た・・・。
 いよいよ成立かと思えたTPPから突然の離脱。選挙戦での爆弾発言も、実際に大統領になればおとなしくなるだろうと思われたが、有言実行。酉にちなんだわけではないだろうが、ツイッターによる直接メッセージは、既成の秩序を崩壊させそうな勢いだ。
 そう思っていたら、他国のことなどかまっていられない程の不満を抱えているはずの米国で、NY株が史上初のダウ平均2万ドル超え。世界中のバブルが大きくなり極限に達しつつあることは間違いないだろう。そこに自国優先主義という火が点火された時、世界はどうなるだろうか。America 1STを許すならRussia1STもChina1STも否定できないだろう。
 さて、そこでどうするか。
 政治の出番だろうが、TPPもまとめられない日本には期待できないとすると、やはり何が起こってもいいように備えを厚くしておくしかない。ツイートするだけでメキシコ工場をいきなり否定された自動車業界のように想定外の波乱がいつ起こるか分からない。  たとえば、メキシコで計画していた自動車生産を米国で生産しなければならない状況に置かれたとしたら、さて、どうするか。米国の人件費はメキシコの6倍ほどだと言う。
 完全自動化ラインを作って人件費の差を考えなくても良いようにするしかない。そんなことをしたらトランプ大統領から「アメリカ人を雇え」とツイート攻撃されるかもしれないが、アメリカから出て行きませんから許してくださいと謝るしかない。任期のある大統領の言いなりになって、ゴーイング・コンサーンである企業が潰れてしまっては元も子もない。
 日本でも、「働き方改革」と言いながら、国が民間企業の給与や労働時間や休日数などに口出しして来て、政治の出る幕を間違えているのではないかと思うが、「給与を上げろ、残業はさせるな、休みは増やせ」と言うなら、IT、AI、アウトソーシングなど何でも使って、人がいなくても良い経営を目指すしかない。雇用条件は法律で縛れても、雇用判断は縛れまい。より少ない人数でより大きな付加価値を上げる「省人数経営」にシフトだ。
 自動化、IT化、AI化で人を省いて、今まで以上の付加価値を生み出すにはどうするか、真剣に考えなければならない。今年は、IoT分野で新しい製品やサービスが出て来てコストも下がるだろうから、自社の製品やサービスを提供するプロセスにIoTを組み込めないか考えてみるべきだろう。わざわざ高いコストをかけて人間がやるほどではない仕事が結構あるはずだ。ピンチをチャンスに変え、成長発展を目指すなら、「省人数」で人への依存度が減った分、成長スピードを上げることが可能となる。
 日本国内では、コスト以前に頭数として人の確保が難しくなるかもしれない。そうなれば国が何と言おうと関係なく、残業手当も休日も必要ないITやAIで賄うしかないだろう。もし、それは無理だと諦めるなら、そもそも事業を縮小して単なる「少人数経営」にするしかない。そして、世界中が火を噴いてせっかく蓄えた金を溶かしてしまい、立ち行かなくなる前に事業譲渡するか清算してしまうべきだろう。
 今年は、トランプ大統領のツイッターをフォローして、危機感をダイレクトに感じながら、その逆境をチャンスに変えてみてはどうだろか。ダイレクトメッセージングの力を実感できるかもしれないし、多少は英語の勉強にもなるかもしれない。私も早速有言実行でフォローしてみた。
 今年は読みにくい一年だ。「申酉騒ぐ」の格言通り、今年も変動の激しい年になるだろう。

2017年1月

 

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